アクアスキュータムNAVI

アクアスキュータム,コート,ネクタイ

アクアスキュータムNAVI

 

アクアスキュータムは、1990年に日本企業のレナウンが買収し、現在は同社の傘下にありアパレル全般をはじめ、眼鏡、筆記具、靴、寝具、ジュエリーなど様々なアイテムを展開しブリッテッシュファッションの老舗として現在も活躍している英国ブランドの1つです。

 

そもそも、アクアスキュータムというブランドは 1851年ジョン・エマリーがロンドンのリージェント・ストリートに小さな高級紳士服店をオープンしたのが始まりです。戦後は兵士が持ち帰ったコートがファッションアイテムとして浸透していき、現在では伝統的な英国スタイルに欠かせないブランドとして、世界中から支持されています。

 

アクアスキュータムを扱っている正規ショップは全国でも限られています。アクアスキュータムは、自社のコートが水を通したと言う将校には、直ちに無料で代わりのコートを提供すると宣言していたそうです。一つは東レがライセンス生産してる「アクアスキュータム」とロンドンに本店がある本家「アクアスキュータム」です。

 

アクアスキュータムのコートはすべて消防用のホースで水をかけてテスト済みだったからです。アクアスキュータムというのは高級紳士服のブランドであり、ブリティッシュテイラーメイドの伝統を、既製品として提供しているブランドの一つです。また、ラグラン袖を考案したのもアクアスキュータムの裁断師です。

 

私見ですが、伝統を重んじて購入するのであれば後者の「アクアスキュータム」をお勧めします。どちらが本物かと言えば、どちらも本物の「アクアスキュータム」ですのでご安心下さい。

 

戦場の兵士達の為に作られたトレンチコートは、その機能美と共に現代もイギリス人の紳士のワードローブには欠かせないアイテムとなりました。しかしながら本来テイラーメイドというのは、基本的にオーダーメードであり、スリムなブリティッシュシシェイプを持っているスーツでは、サイズの選択が難くなります。

 

と言うコンセプトはアクアスキュータムのステータスを高めることに成功したようです。本当に良いスーツというのは、長く着続けることでその真価が分かる。第一次世界大戦中、塹壕の中という最悪のコンディションの中で、ひときわ高い防水性と優れた機能を発揮しました。もっぱら通販などで売られているのは大半が前者の製品です。

 

現在、アクアスキュータムでは、パターンオーダーと呼ばれる、イージーオーダーシステムが採用されており、よりオーダーメイドに近いスーツを購入することが可能にした、レナウンのブランド戦略の見識の高さには感服します。アクアスキュータムの名を広く世に知らしめることになったのがトレンチコートです。

 

それ故に、知名度の割にはアクアスキュータムのネクタイやトレンチコート、レインコートを扱えるショップが少なく、それが余計にステータスを生んでいると思います。また、アクアスキュータムは、王室をはじめ、マイケル・ケイン、ポール・マッカートニー、ジュリー・アンドリュース、ロジャー・ムーア、ジェフリー・アーチャー、マーガレット・サッチャーなどの著名人が身につけていたと言われています。

 

1920〜36年にかけてエドワード七世の孫にあたる後のウィンザー公から、さらに1952年には皇太后陛下からも王室御用達の勅許状を賜っています。アクアスキュータムと言えばトレンチコートの代名詞と言われていますが、皆さんこのトレンチコートの歴史は意外と知らないですよね。代理店には2種類あります。1853年世界初のウールの防水加工に成功し、ラテン語で「水(Aqua)」と「楯(Scutam)」を組み合わせ「防水」を意味する「アクアスキュータム(Aquascutum)」と名づけたのが、ブランド名の由来となりました。

 

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